• "西側"(/)
ツイート シェア
  1. 静岡市議会 2021-07-02
    令和3年 都市建設委員会 本文 2021-07-02


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯畑田委員長 開会に先立ち、皆さんに申し上げます。  市内で大雨による災害のおそれが高まっております。防災対策に関係する説明員にあっては、お申出いただければ、退室を認めたいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 2 ◯畑田委員長 御意見もないようですので、退室を認めたいと思います。  なお、退室が必要な場合は事務局担当書記に申し出てください。      ────────────────────────────── 3 ◯畑田委員長 ただいまから、都市建設委員会を開きます。  今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第135号 令和3年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中所管分をはじめとする議案3件と陳情1件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告が都市局及び建設局からあります。  このほか、報告事項が建設局から1件あります。      ────────────────────────────── 4 ◯畑田委員長 会議に先立ち、傍聴者の増員についてお諮りします。  本日の委員会審査において、傍聴の希望者が定員の6名を超えた際には、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 5 ◯畑田委員長 御異議もないようですので、増員することといたします。      ────────────────────────────── 6 ◯畑田委員長 審査に先立ち、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言くださるようお願いします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いします。
     なお、換気のため窓を開けておりますが、適宜開け閉めしていただけるよう、御協力をお願いします。  次に、委員会での質疑の在り方について、委員の皆さんへのお願いですが、案件の決定に影響しない、参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは、後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いします。  次に、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録説明内容が正確に記録されるよう、例えばこの図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて説明する際にも同様に願います。      ────────────────────────────── 7 ◯畑田委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くこととします。  なお、報告については聞きおくのみとします。  それではお願いします。 8 ◯八木都市局次長 都市局都市計画部所管新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の進捗状況について御報告いたします。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告の52ページをお願いいたします。  まず初めに、令和2年9月定例会で補正予算の承認をいただいている令和2年度の事業でございますが、下段のナンバー104、公共交通における感染拡大防止対策支援事業は、市内の公共交通の中でも乗合バスにおける感染拡大防止対策として、市内の交通事業者が乗客と乗務員の感染リスクの軽減を図るため、国の地域公共交通感染症拡大防止対策事業の対象とならない期間に、バスの運転席に仕切りカーテンを設置するなどの飛沫感染防止対策や、車両内の抗菌、抗ウイルス対策などに要した費用の一部を事業者に対し助成するものです。12月から受付を開始し、バス事業者2社から交付申請書が提出され、3月末までに全ての事業者に対して交付を完了しております。  続いて、53ページ上段のナンバー105です。  地域公共交通事業継続運行支援事業ですが、国の新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言を受け、静岡県から出された緊急事態措置に係る静岡県実施方針に示された措置期間において、企業活動を維持するために不可欠なサービスを提供する物流や運送サービスの継続が要請されました。この中で、外出自粛要請が出されている状況下においても、公共交通の維持確保を図り、市民生活の下支えをするため継続運行していた交通事業者に対し、運行に係る燃料費や電力費の一部を助成するものです。こちらも12月から受付を開始し、バス事業者3社から交付申請書が提出され、3月末までに全ての事業者に対して交付を完了しております。  続きまして、令和3年2月定例会で当初予算の承認をいただいている令和3年度事業について御報告いたします。  資料の74ページをお願いいたします。  下段のナンバー32、静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業は、ニューノーマルに対応し、屋外公共空間を活用するニーズに応え、3密を避けた憩いの場の演出や、道路や空き地などをウォーカブルで人中心の空間へ転換し、持続可能な公共空間として利活用する手法や体制の構築を目的として社会実験を実施するものです。事業の進捗ですが、令和3年4月から地元商店街等実験内容等の協議調整に入っており、現在は委託業務の発注準備を進めております。今後の予定としては、11月を目標に各エリアにおける社会実験を実施し、事業の完了は令和4年3月末となる見込みです。  続いて、75ページ、上段のナンバー33、公共交通幹線軸運行再編事業ですが、実は資料の一部に記載の誤りがございますので、御報告させていただく前に訂正をさせていただきます。  訂正箇所は「実施状況・今後の進め方」に記載してございますスケジュールの納品予定が、「令和3年3月末」となっておりますが、正しくは「令和4年3月末」になりますので、申し訳ございません。訂正をお願いいたします。おわびを申し上げます。  それでは、改めまして進捗状況の報告をさせていただきます。  公共交通幹線軸運行再編事業は、バス利用者の減少や運転士不足などにより、バス運行事業者は路線の廃止や減便などの対策を行わざるを得ない状況の中で、さらに新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、乗降客が急減し、今後もコロナ禍以前の利用者数への回復が見込めない状況となっております。このようなバスの利用需要の減退に対し、事業の健全性を保ち、将来にわたり持続可能な公共交通網を形成するため、交通事業者と連携し、路線ごとの運行診断書を作成いたします。7月末から入札公告を行い、令和4年3月までに事業を完了する予定でございます。 9 ◯池谷建設局次長 同じく報告資料の53ページをお願いします。  下段のナンバー106、設計書情報提供システム整備事業は、公文書公開請求により、窓口等で申請、公開をしている契約後の工事及び業務委託の金額入り設計書について、インターネットを利用した情報提供を行うためのシステムを整備するものであります。このシステムの導入により、申請者が来庁することなく直接インターネットを利用し、情報を入手できるようになることで、来庁による接触機会を減少させるとともに、行政サービスの向上を図るものです。  事業の進捗状況は、システムの構築に向け令和3年5月26日に委託業者と契約を締結し、令和4年4月の運用開始を目指して事業を実施しております。 10 ◯浅井道路部長 同じく報告資料の54ページをお願いします。  上段のナンバー107、道路空間利活用社会実験事業は、清水銀座商店街において、にぎわいの創出につなげるため、道路空間を活用した社会実験を実施するものでございます。この事業は、3月に公民連携により地元商店街関係部署各課からなるプロジェクトチームを発足し、5月には商店街の路上駐車スペース跡地を活用し、パークレットを整備しました。その中で、本日までに3回、民間事業者によるパークレットを活用した地場野菜のマルシェを開催し、いずれも多くの方々が御来場され、大変好評をいただいております。  今後も、公民連携により新たなソフト事業を展開していくとともに、認知度向上を図るため、情報誌への掲載やSNSを活用した広報活動も継続して実施してまいります。 11 ◯畑田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。  議案審査に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 12 ◯畑田委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第135号中所管分、議案第141号及び議案第142号の3件を一括議題といたします。  なお、議案第135号中所管分については、既にお配りしたとおり宮澤委員から修正案が提出されております。  議案審査の順序としましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、宮澤委員から提出された修正案の説明を受けます。  続いて質疑に入りますが、先に議案第135号の修正案とその修正案に関係する原案部分に対する質疑を行い、その後、議案第135号の修正案関係部分以外と、議案第141号及び議案第142号に対する質疑を行いたいと思います。  質疑終了後、討論と合わせて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  採決はまず修正案から行い、その後、原案を採決します。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決にて行いますので、よろしくお願いします。  それでは、順次、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 13 ◯畑田委員長 次に、議案第135号に対する修正案について、宮澤委員から提案理由の説明を願います。 14 ◯宮澤委員 それでは、修正案について説明理由を述べさせていただきたいと思います。  本委員会に付託されました議案第135号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中の8款4項7目の清水駅東口周辺歩行者ネットワーク検討事業1,500万円及び8款4項11目清水駅東口公園施設移設事業7,100万円について、減額修正の動議を提出させていただきます。  これらの予算については、議案説明会であったとおり、桜ヶ丘病院移転事業への着手を目的とする予算でございます。桜ヶ丘病院の移転について、先日行われた総括質問においては、救護病院としての機能やヘリポートを設置しないなど、市当局が求めていた機能が整備されないなど、改めて課題が明らかになったところでございます。創生静岡としては災害時にも安心・安全が担保され、市民の福祉に寄与する事業であれば積極的に賛成でございますけれども、ちょうど今年、3.11があってからもう10年がたちます。自分も現地へ行きましたけれども、津波があって、1週間後では、とても瓦礫の撤去がおぼつかない状況を目の当たりにしてきました。そういったことも踏まえて、地震、津波に対する防災面、また、市としての必要性について、これまでも市民説明が必要としておきながら、説明が不十分であり、見切り発車といわざるを得ないのではないかと。  また、JR清水駅東口は清水区に残された唯一の一等地であり、病院移転用地として提出するからには、都市公園法都市計画の観点からも、新桜ヶ丘病院具体的計画を明確にして、市民への説明責任をしっかりと果たすため、今回の事業の一旦停止を求めたいということで提出させていただきます。  よって、本委員会に付託されております議案第135号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第2号)中8款4項7目清水駅東口周辺歩行者ネットワーク検討事業費1,500万円及び8款4項11目清水駅東口公園施設移設事業7,100万円について、この2点について減額修正する旨の動議を提出いたします。  委員各位におかれましては、今後の清水区の発展を考えた上で、この議決は将来にわたり大変大きな影響を与えることを認識した上で、懸命な御判断をいただきたいと思いますので、協議のほうよろしくお願いいたします。 15 ◯畑田委員長 これまでの説明に対する質疑に入りますが、先ほど申し上げましたように、先に議案第135号の修正案と、その修正案に関係する原案部分に対する質疑を行います。  その後、議案第135号の修正案関係部分以外と、議案第141号及び議案第142号に対する質疑を行います。  なお、発言の際には議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  それでは、議案第135号に対する修正案関係部分について、質疑がありましたらどうぞ。 16 ◯山本委員 今の議案修正案について、当局にお聞きします。  補正予算の内容と、補正の理由を御説明いただきたくお願い申し上げます。 17 ◯藤森清水周辺整備課長 清水駅東口周辺歩行者ネットワーク検討事業の業務内容ですが、清水みなとまちづくり公民連携協議会で今後予定している清水駅東口エリアを含むガイドラインや、建設が予定されている病院などの清水駅東口周辺地区の新たなまちづくりの動きを考慮した、都市的土地利用歩行者回遊性検討調査を行います。都市的土地利用の検討とは、地域の活性化に必要となる工業や商業などの土地利用、道路などの都市施設の配置検討であります。また、歩行者動線歩行者ネットワークの検討も行い、回遊性の向上に取り組んでいくものです。  補正予算として要求する理由ですが、清水駅東口エリア桜ヶ丘病院移転検討をはじめ、フェリーターミナルの移転、県とエネオス社とのエネルギーや地域づくりに関する協定など、様々なことが検討されています。今後、清水駅東口周辺地区まちづくりや新たな人の流れに対応していくため、検討調査を実施していきます。 18 ◯山本委員 続いて公園整備課にお聞きします。  議案説明会におきまして、6月議会後に本市からJCHOへ病院移転に関する土地の交換等について、各議員に配布した合意案の内容としたい旨の文書を送付し、JCHOからの了解をいただく旨の文書をいただく予定との説明がありましたが、その文書の取り交わしの前に、公園施設の移設、撤去等、その工事に着手することもあり得るのでしょうか。お答えいただきたいと思います。 19 ◯鈴木公園整備課長 本事業につきましては、委員が今おっしゃられました、6月議会後の文書の取り交わしによる合意がなされた後に、公園施設移設撤去等の工事に着手する予定でございますので、事前の着手はないものと考えております。 20 ◯塩澤都市計画課長 先ほど、清水駅東口周辺歩行者ネットワーク検討事業補正予算の内容と補正理由について答弁したところでございます。その中で、事業内容公民連携協議会で今後予定している清水駅東口エリアを含む「ガイドライン」と答弁いたしましたが、こちらにつきましては「ガイドプラン」と訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 21 ◯畑田委員長 ほかにありますでしょうか。 22 ◯宮澤委員 ちょっと質問させていただきますけれども、清水駅東口公園施設移設整備事業についてですけれども、このモニュメントの移設の費用ですけれども、これは病院の移転に伴うということ前提で、モニュメントの移設ということでよろしいでしょうか。 23 ◯鈴木公園整備課長 モニュメント移設の目的でございますけれども、清水駅東口公園の一部を、今回、桜ヶ丘病院の移転用地として更地化するために、現存する公園施設移設撤去が必要でございますので、その同予定地内にありますモニュメントにつきましても、ほかの施設とともに移設するものです。したがって、病院移転に伴うものでございます。 24 ◯宮澤委員 続いて資料-1の8ページの先ほどの続きで、8款4項7目の1,500万円のほうです。先ほど、連携協議会ガイドプランの話がありましたけれども、2019年にグランドデザインが策定されております。皆さんも御存じだと思いますが、このグランドデザインの中には、今でも清水駅東口が病院ではなくて庁舎と書いてあるんです。グランドデザインはいろいろな方々が入って策定されました。そこには庁舎と書いてあります。グランドデザインに基づいてガイドプランを今後作っていきますという話なんだけれども、グランドデザインには庁舎と書いてあって、今度作っていくガイドプランが、病院ということになるんだけれども、そこについて何か問題はないのかどうか、そこら辺について教えてください。 25 ◯藤森清水周辺整備課長 調査は現時点の情報により行いますので、これから実施する検討調査に影響することはないと考えております。 26 ◯宮澤委員 ちなみに公民連携協議会ですけれども、先ほど県だとかエネオスとかいろいろなところが入ってきているという話がありましたが、そういったところへの説明というのは、今、されているのか。庁舎から病院に変わりましたよということを公民連携協議会に今回の回遊性の予算を出すに当たって、その方々に説明をされているのかどうか。その方々がそのことを知っているのかどうか、ちょっと教えてください。 27 ◯藤森清水周辺整備課長 静岡市では公民連携協議会の担当を海洋文化都市推進部のほうの所管でやっておりますので、そちらのほうの所管になりますので、今のところ説明しているかどうかは、うちのほうでは把握しておりません。 28 ◯宮澤委員 位置条例では、まだあそこは庁舎が来ることになっていて、グランドデザインでもまだ庁舎と書いてある。でも、回遊性を調査するに当たっては病院が先に来ることになっていて、病院のための測量とモニュメントの移設がある。だから、何かちょっと、しっかりと一歩一歩踏まえて進んでいっているのかどうかというのが、非常にちょっと、こういう形の進め方がいいのかどうかというのは疑問を持っております。  そういった中で、都市局としてのお考えを聞きたいんですが、平成27年11月24日、清水駅東口公園のところに桜ヶ丘病院の移転に関する二役の説明及び協議の議事録というものがございます。もうこれ皆さん御存じだと思いますけども、その中で、今も3次総ですが、このときも3次総を計画しています。3次総と都市計画マスタープランまちづくり戦略のそれぞれで、今後の方向性を定めようということで会議が行われております。その中で、ここのところに病院との整合性があるかというときに、本当にここに病院を持ってきて回遊性が認められるものなのかと、当時の局長さんが問題を提起しています。この病院をここに持ってきて、にぎわいづくりにも寄与するのだろうかと。  公園の空間確保として相応な理由がなければ、この公園をつぶして、ここにほかのものをあてがうということは大変厳しいぞというような意見を述べております。その当時の局長は最後に、これまで市民に説明した経緯を踏まえて、これらの課題を整理して、市民の皆さんに了解を得た後でないと、今までの市民に説明してきたコンセプトとあまりにもかけ離れてしまうので、問題があるんじゃないだろうかという意見を述べているんです。それが当時の見解です。3次総も当時の流れです。今も3次総の中にあってのこの計画です。  そういった意味で、このような見解は当時、局長お持ちでありましたけれども、今、どのような見解をお持ちなのか、教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 29 ◯宮原都市局長 まず市街地におけます公園とか広場、これにつきましては健康で文化的な都市生活に必要な公共空間でありますので、当時と変わりませんけど、公園の存続というものは本当に必要だと考えております。一方で、これは平成29年に作成しました立地適正化計画でも位置づけていますが、鉄道やバスなどの公共交通、また、道路等の交通ネットワークが集積している、充実した駅前というところについては、そのまとまったスペース、これにつきましては医療とか福祉、子育てとか商業なんかもそうなんですけど、都市に必要な機能を持ったものについては、それを配置して、ポテンシャルの高い駅前空間というものも有効に活用していくということも重要であろうと考えています。  都市局の役割になりますが、今後、限られた空間になりますので、今回、病院が来ると、公園が広場のほうとなるということになりますので、そこのところを市民ニーズといいますか、イベントなどで活用されている方等の意見をしっかり聞いて、よりいいものに、ニーズに合ったことに、あそこは公園と広場と、その間にも駅前広場という公共空間があります。その辺を一体に考えて、よりいいものにしていくというのが、都市局の今後のスタンスになろうかと思います。 30 ◯畑田委員長 ほかにありますか。             〔「ありません」〕 31 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。  次に、議案第135号の修正案関係部分以外と、議案第141号及び議案第142号に対する質疑を行います。  質疑はありますか。 32 ◯福地委員 よろしくお願いします。  私からは、まず資料-1の9ページ、安倍口団地の再生についてなんですけれども、団地が昭和、平成、令和とそれぞれの時代で役割を変えながら来ていると思うんですけれども、安倍口団地再生の全体事業を教えてください。 33 ◯内野住宅政策課長 それでは、安倍口団地再生の全体事業につきまして御説明をさせていただきます。  安倍口団地につきましては、県営、市営のいずれの団地につきましても、主に昭和40年代に建設されたものでございまして、建物や設備などの老朽化が進んでおり、住環境を改善する必要があることから、平成27年度に県、市、それと県住宅供給公社、静岡市まちづくり公社で構成をいたします安倍口住宅地区地域居住機能再生推進協議会を設置しまして、4者による連携の下、管理戸数の適正化のための住棟の解体ですとか、あるいは団地内の施設の長寿命化を図るための改修工事などを実施して、居住水準の向上を図っているところでございます。市営住宅に関する事業でございますが、平成27年度から平成30年度までの期間におきまして、1号棟から8号棟までを解体しております。また、令和4年度、来年度には18号棟及び19号棟を解体する計画となっているところでございます。  それから、27号棟などの青色で表示してございます棟につきましては、平成29年度から住棟内の給排水改修及び住戸改善工事などを実施しておりまして、いずれも長寿命化を図っているところでございます。  続きまして、団地内の配水管布設替え工事の全体の概要につきまして説明をさせていただきます。  こちらは県営団地のエリアを含む団地敷地内の道路に埋設をされております、老朽化した給水管及び汚水管の更新をしようとするものでございます。令和2年度には、青色の下線で示してございますが、団地敷地西側の道路部分、北側の県営団地エリアから市営の18号棟までの区域で実施をしております。令和3年度では、当初予算にて、赤色の下線で示してございます24号棟、25号棟から南側の汚水処理場までの区域を実施いたします。  それから、今回お願いをしております補正予算では、来年度に実施予定でありました箇所のうち、赤色の実線で示してございますが、敷地中央の24号棟、25号棟から北側までと、県営住宅北側34号棟、35号棟間を前倒しして実施をしようとするものでございます。そして、来年度、令和4年度には、黄色の下線で示してございますが、安倍川沿いの県営住宅東側などを整備する予定となっております。  それから、配水管の布設替え工事が完了した後でございますけれども、今現在、団地の南側にございます汚水処理施設、これをもっと安倍川寄りの位置に移転新築し、その工事は令和7年度から令和10年度にかけて実施をする計画となっております。  汚水処理施設の工事が終わったところで、安倍口団地に係ります地域居住機能再生推進事業がひとまず完了という形になるものでございます。 34 ◯福地委員 よくわかりました。ありがとうございます。  それこそ今、コロナ禍で、ステイホームの時間が延びたりして、在宅、住宅の環境というのが本当に大事だなと思いますので、また、計画的に進めていただきたいなと思います。  併せてお聞きしたいんですけれども、団地の住宅政策として、これから多世代、いろいろな若い方とかが入ったりとか、団地内のコミュニティーの形成がとても大事だなというふうに思うところなんですけれども、そういった答弁を昨年、局長も本会議でされていると思うんですが、そういった方向に向けて、今どのようなことをされているのか、教えていただきたいと思います。 35 ◯内野住宅政策課長 安倍口団地の中の多世代を巻き込んだコミュニティーの活性化についてどうかということについてでございます。  これにつきましては、昨年度、団地の自治会の方々と私どもとの間でまちづくりに関する勉強会という任意の組織を立ち上げたところでございます。この勉強会の中では、団地の自治会の方からも、ただ住んでいるのではなくて住みやすい空間、住みがいのある空間を作りたいという要望がかねてからあったことから、私どもも、今現在ハード的な整備を進めている一方で、今後、ソフト的に世代間交流、住まわれている方同士の交流を、あれだけ大きい敷地なものですから、そういった活用をどういうふうにしていくかということを、この勉強会の中で継続的に協議をしているところでございます。  また、昨年度の末には、団地自治会の自主防災組織から、防災計画を作りたいという申出がありまして、私どもも団地の自治会の要望に応えるということから、防災計画の策定づくりにもちょっとお手伝いをさせていただいて、コミュニティーの維持、継続を図っているところでございます。 36 ◯福地委員 続いて資料-1の9ページ、建設局のほうですけれども、道路新設改良事業及び街路整備事業ですけれども、今回、補正予算、国庫補助事業の認証に伴う事業費の減ということで、△がたくさんついているわけなんですが、こうしたことが今後の事業の進捗に影響がないのかどうか、確認をしておきたいと思います。 37 ◯杉村道路計画課長 国庫補助事業の減額に伴う事業進捗への影響についての質問にお答えします。  道路関係の交付金事業については、令和2年度の当初に認証の増額があり、また、3年2月の補正予算では3年度の事業費を前倒ししたため、必要な事業に集中して投資することができており、今回の減額による事業の進捗に影響はございません。しかし、各事業においてさらなる進捗を図り、早期の効果発現を図っていくために、今後も国の補正予算の動向を注視し、補正があった際は翌年度以降の事業の前倒しし、予算の確保に努めてまいりたいと考えております。 38 ◯福地委員 それこそ今の質問に関連してお聞きしたいんですけれども、国は15か月予算という考え方で、コロナの影響もあったりして進めておられるということです。本市においても社会基盤整備分野で15か月予算を取り入れて、国と同じようにやっていくということなんですけれども、一方で工期の平準化──工事の発注だとか、そういったものの平準化というのも、自民党としても要望をこれまでさせていただいてきたりしていますけれども、ここに影響が及ぶというようなことはあるのでしょうか、教えてください。 39 ◯朝比奈技術政策課長 15か月予算が平準化に与える影響についてですが、平準化率ですけども、稼働する工事の少ない4月から6月の一月当たりの工事の平均稼働数を分子として、1年度──4月から3月ですけど、この一月当たりの工事平均稼働件数を分母として計算したものが平準化率となっております。現在の本市における平準化率なんですけども、令和元年度が0.69で、昨年、令和2年度が0.74となっており、増加している形となっております。国が全国的に地域平準化率というものを示しております。これにおける静岡県の目標値が0.8ということで、現在の状態ではまだ0.8に届いていない状況にあります。  そのような状況の中で、令和3年度は15か月予算を活用することで、年度当初からの工事の発注を行っており、平準化に影響を与える5月の工事件数、こちらのほうが過去4年間に比べて増加しております。このような状態から今年度の平準化の計算をまた年度末にしたときには、ある程度効果が出てくるものと考えております。 40 ◯福地委員 グラフを使っていただいて、とても分かりやすく説明していただきましてありがとうございます。
     最後の質問なんですけれども、今、それこそ国庫補助事業の認証に伴う減額であったりとか、国の15か月予算であったりとか、いろいろ変化していっている中であって、国等の交付金の内示、増額、もしくは確実に確保するために、市当局として、このコロナ禍の中という変化もあったりもしていますので、何か工夫をしていただいているようなことというのはあるでしょうか、教えてください。 41 ◯杉村道路計画課長 交付金確保に向けての工夫、取組についての質問にお答えします。  国の方針として、予算を重点的に配分する事業は年々変化しておりますので、その情報、動向をしっかりと把握し、重点的に配分されるメニューに沿う形で予算要望を行っております。また、国に対する要望活動についても、春と秋に行われる静岡市の単独要望に加えまして、地元及び地元選出の国会議員と連携し、別途、要望活動を行うことで、国に対し事業の必要性をしっかり訴え、予算の確保に努めております。今後、これらの取組を継続していきまして、予算の確保に努めていきたいと考えております。 42 ◯山本委員 事項別明細書の7ページ、上段、道路新設改良費補助金の最終項にあります、主要地方道清水富士宮線の道路改良事業について、その事業概要を教えてください。 43 ◯石上清水道路整備課長 事業の概要の質問についてお答えいたします。  主要地方道清水富士宮線(庵原~伊佐布)は、平成3年に都市計画決定され、中部横断自動車道と清水港を結び、広域ネットワークを構築する重要な路線として位置づけられ、東名高速道路清水インターチェンジ東の国道1号静清バイパス伊佐布交差点から、清水いはらインターチェンジまでの延長約3.8キロメートルでございます。平成5年度に事業化され、17年度に静岡県から事業を引き継ぎ、東名高速北側の区間につきましては21年度から用地買収を始め、23年度から道路工事等を開始しております。  このうち国道1号静清バイパス庵原交差点から庵原球場付近交差点までと、清水いはらインターチェンジ付近の延長約2.4キロが供用開始済みで、進捗率といたしましては約64%でございます。 44 ◯山本委員 その重要な道路に関して1億1,000万円余の減額補正が組まれているので、その内容を御説明いただけますでしょうか。お願いします。 45 ◯石上清水道路整備課長 1億1,000万円余の減額補正についてお答えいたします。  今回、減額となったものは、本路線で施工中の伊佐布高架橋床版工事と庵原2-2工区道路工事でございます。これらは令和3年度債務負担行為を設定しておりましたが、2年度の補正予算により前倒しして実施したため、その分を減額するものでございます。 46 ◯山本委員 済みません。最後に今後のスケジュールを教えていただけますでしょうか。お願いします。 47 ◯石上清水道路整備課長 それでは、今後のスケジュールについてお答えいたします。  令和3年度は施工中の伊佐布高架橋床版工事及び庵原2-2工区の道路工事が完成する予定でございます。また、伊佐布高架橋床版工事完成後に舗装工事の発注を予定しております。令和4年度につきましては、工事用道路として使用している庵原2工区について、道路工事及び舗装工事を予定しており、これらの完成後、4年度内に供用開始する予定でございます。 48 ◯畑田委員長 ほかにありますか。 49 ◯加藤委員 それでは質問させていただきます。  まず資料-1、8ページの都市計画部の補正予算、大谷・小鹿地区まちづくり計画推進事業ということで、280万円の補正予算ということですけれども、ちょっと時間短縮で、その概要と補正予算の280万円の内容について、一括して御答弁いただければと思います。 50 ◯松井新インターチェンジ周辺整備課長 事業概要と補正内容について御説明させていただきます。  大谷・小鹿地区、赤で囲われた約125ヘクタールでは、平成25年3月に作成したグランドデザイン、「活発に交流し、価値を創り合う創造型産業のまち」の実現に向けて、都市的土地利用の転換を図っております。このうち東名の北側、恩田原・片山地区約32.8ヘクタールなんですけれども、平成29年12月に事業認可を受け、工業・物流エリアとして土地区画整理事業を進めております。  次に、東名南側の宮川・水上地区、こちら47.1ヘクタールなんですけれども、令和2年7月に発足した準備組合と協力して、交流エリアとして民間活力を導入したまちづくりの実現に向けて取り組んでいるところでございます。あとまた、後発的に整備を考えている32.8ヘクタール、富士見台地区と西大谷地区、こちらについては、今後先行整備地区の整備状況等を踏まえながら進めていくというような状況になっております。  次に補正内容ですけれども、予算額の280万円増は、国庫補助事業の認証に伴う事業費の増額補正をお願いするものでございますが、その内容につきましては、来年度に予定していた宮川・水上地区の換地設計準備に必要となる測量業務を前倒しして実施するものでございます。この内容としましては、平成23年度にこの地区の平面図を作成しておりますが、その後、日本平久能山スマートインターチェンジですとか広野大谷線、下大谷線も一部開通しております。その部分を補完した測量をやっていこうというものでございます。 51 ◯加藤委員 大変重要な事業の取組だと思いますので、国の認証増ということで、しっかり前倒しをしていただいて、コロナ後を見据えた取組に期待をしております。  続きまして、公園整備事業についてもお伺いをしていきたいと思います。  今回の補正予算1億7,900万円ということで、こちらも国庫認証増ということでありますが、特出しでトイレについて確認をさせていただければと思います。今回のトイレ、園路のバリアフリー化ということでありますけれども、南沼上公園など6公園というふうに記載がありますが、どういった公園をそのほかに整備される御予定なのか、まずは御案内いただければと思います。 52 ◯鈴木公園整備課長 公園のトイレ及び園路のバリアフリー化の事業内容でございますが、障害者や高齢者など、誰もが安全・安心に利用できるトイレの整備と、公園の入口からトイレまで、車椅子等でも円滑に移動できるよう、段差のない園路整備等を併せて行うものでございまして、今回、補正予算額は内訳として6,420万円程度となっております。  なお、今回事業を実施する公園は、南沼上公園のほか、丸子尻高公園、下島公園、北才光寺公園、高松咲花公園、高松神明原公園の6公園を予定しておりまして、いずれも来年度予定しておったものを今年度に前倒して行うものでございます。 53 ◯加藤委員 来年度のものを今年度実施ということで、市民が非常に期待をしている事業だと私は考えています。こういったトイレのバリアフリー化については、国の基準及び静岡市の整備状況はどのようになっているのか、併せて確認をさせていただきたいと思います。今後の計画、どのようになっているのか、御案内ください。 54 ◯鈴木公園整備課長 国が令和2年度末までの目標といたしまして、全ての公園のトイレにおきまして、バリアフリー化率45%以上というものを示しておりました。本市の整備状況といたしまして、令和2年度末の状況で52.3%というところで、国の目標値には達しておったというところでございます。今回、国は令和3年度に新たな次期目標といたしまして、令和7年度末までに比較的規模の大きな2ヘクタール以上の公園において、70%以上というのを新たに示してございます。本市といたしましても、今後も新たな目標を見据えつつ、利用者の多い公園や障害を持った方の利用が想定されるような公園を対象に、毎年、数箇所ずつ計画的に整備を進めていく予定でございます。 55 ◯加藤委員 国の指針では70%ということでありますので、ぜひとも、今後も国の認証をしっかり確保していただきながら、このバリアフリー化に努めていただければと思います。  それではもう1点、道路のほうでお伺いをさせていただきたいと思います。  建設局さんの関係です。  先ほど福地委員のほうからも質問もしていただいて、平準化に努めていただいているということでありましたけれども、今回、国の認証減による補正ということでありますけども、既に2月の補正予算でもう手当てをしているということでの、この事業分の減額というふうにお聞きしています。昨年度と比べた場合に、この交付金額の状況についてはどうなっているのか、まず1点お伺いします。 56 ◯杉村道路計画課長 昨年度と比べた交付金額の状況についての質問にお答えします。  道路関連の交付金並びに補助金の交付額は、事業費ベースで令和2年度予算が約87億円、令和3年度予算が約64億円となっており、前年度に比べ26%の減少となっています。しかしながら、令和3年2月の補正において約18億円を前倒しとして予算確保しているため、合わせると約82億円となり、ほぼ前年並みの状況となっております。 57 ◯加藤委員 ほぼ前年並みということで、減額ということでありますけれども、事業には大きな支障がないのかなと考えますけれども、2月の補正によって現年予算の約18億円を先ほど前倒しされたということでありますが、このことによる効果についてお伺いいたします。 58 ◯杉村道路計画課長 2月補正による効果についての質問にお答えします。  2月補正において予算を前倒ししたことによりまして、事前の発注準備が可能となり、新年度へ移行後、4月から速やかに工事等の発注を行うことができています。このことによりまして、2月補正予算の約18億円については、6月末時点で事業費ベースで78%を発注することができ、各種事業において市民の安心・安全などへの事業効果が早まることが期待されております。 59 ◯畑田委員長 ほかにありますでしょうか。 60 ◯児嶋委員 資料-1の8ページの一番下、公園整備事業とあります。事業内容の中に、電線地中化整備(日本平公園)とございますが、この日本平公園の電線地中化の全体の概要と、今回、6月補正分の施工位置、また、さらに今後の予定について教えてください。 61 ◯鈴木公園整備課長 電線地中化でございますが、公園区域の北側、日本平ホテルさんからアクセス道路に沿って東側へ延長約660メートルを全体計画としております。このうち、ラウンドアバウト──環状交差点でございますが、この部分の60メートルは平成30年度に施工済みで、令和3年度は令和2年度の2月補正分といたしまして、日本平ホテルさん側の約125メートル及び今回の6月補正分といたしまして、東端の約220メートルを前倒して整備いたします。  電線地中化に伴う電柱の撤去完了が令和10年度を予定しておりますけども、これによりまして平原ゾーンから富士山であったり、清水港の夜景の視野から電柱や架空線が取り除かれまして、より一層、風景美術館日本平の魅力が高まるものと考えております。 62 ◯児嶋委員 電線撤去が令和10年ということで、ちょっとまだ先になるということなので、工事完了済みのところから逐一電線を地中化するという手もあるかと思うので、その辺も効果を含めて検討していただければと思います。  同じく公園整備事業の中の公園施設更新についてお聞きしたいと思います。  公園施設の長寿命化について、今回6月補正の内容について詳しく教えてください。 63 ◯鈴木公園整備課長 今回の公園の更新工事でございますけども、静岡市公園施設長寿命化計画と、毎年行います施設点検の結果に基づきまして、下川原光陽公園のブランコなど4公園、4施設の更新工事を実施してまいります。いずれも来年度に予定しておりましたものを前倒して実施いたします。 64 ◯児嶋委員 それでは、静岡市の公園施設長寿命化の全体の計画の概要、それと今後の進め方についても教えてください。 65 ◯鈴木公園整備課長 静岡市公園施設長寿命化計画は、老朽化が進む公園施設を補修による延命化を図りながら更新して、安全・安心で快適な公園利用を維持することを目的に、平成26年3月に策定いたしました。第1期計画は平成26年度から令和5年度までの10年間を期間といたしまして、計画策定当時の全476公園のうち、ライフサイクルコストの縮減が期待できる平成14年以前に供用開始されて、かつ面積が1,000平米以上の公園で、従来の事後保全型から予防保全型の管理に転換していく224公園、1,835施設を対象といたしました。このうち、計画期間内に寿命に達しないものを除いた1,006施設を更新対象としております。  この中から、毎年の施設点検結果に基づきまして、補助事業によりましては遊具や2ヘクタール以上の公園の施設の更新工事を、補助対象とならない施設の更新工事と予防保全のための補修につきましては、市の単独事業費にて実施しております。第1期計画が終了いたします令和5年度には、6年度から15年度までの第2期計画を策定し、長寿命化事業を継続して推進してまいります。  今後も施設の予防保全管理による延命化を図り、安全・安心で快適な公園利用の確保とコスト縮減の両立を目指してまいります。 66 ◯児嶋委員 子供たちが安全・安心して公園が使用できるよう、優先順位をつけた対応を引き続きお願いしたいと思います。  続きまして建設局の案件、資料-1の10ページの上から二段目、道路附属施設更新事業の中の国道150号新日本坂トンネル(ラジオ再放送設備更新)についてお聞きしたいと思います。このラジオ再放送設備以外にも様々な設備がトンネル内にあるかと思いますけども、それらの設備全体の更新計画があるのか、教えていただきたいと思います。 67 ◯牧野駿河道路整備課長 国道150号新日本坂トンネルの設備更新に係る計画の有無についてお答えいたします。  国道150号新日本坂トンネルは全長が3キロメートル以上ある長大トンネルで、議案書にありますラジオ再放送設備のほか、遠方監視制御施設、照明設備、通報警報設備、換気設備など、利用者の安全を図るために様々な設備が設置されております。これらの適切な保守、保全と更新に係る経費の平準化を図るよう、平成28年度に、今後50年間の設備更新計画を策定いたしまして、適正な保守、更新に取り組んでおります。 68 ◯児嶋委員 同じく、国道150号新日本坂トンネルについてお伺いします。  その中で今年度の設備更新事業について教えてください。 69 ◯牧野駿河道路整備課長 本年度の設備更新事業についてお答えいたします。  今年度は更新計画に基づきまして、トンネル監視設備とラジオ再放送設備の2件について更新工事を予定しておりましたが、補助金の認証減によりまして、安全管理上更新が急がれますトンネル監視設備の更新を実施し、取りやめとなりましたラジオ再放送設備につきましては、国の補正等により予算が確保され次第、実施したいと考えております。 70 ◯児嶋委員 トンネル内でも事故が起きないよう、安全・安心の設備更新のほう、引き続きお願いしたいと思います。  最後になりますが、同じく資料-1、10ページの中段になります。交通安全施設整備事業についてお伺いしたいと思います。  その中のバリアフリー道路特定事業という内容がございますが、このバリアフリー道路特定事業というのは一体どういう事業であるか、御説明いただきたいと思います。 71 ◯加藤道路保全課長 バリアフリー道路特定事業はどういった事業かの御質問にお答えします。  本市では、平成12年に施行されました「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」、通称「交通バリアフリー法」と呼ばれていますが、これらの関連法令に基づきまして、公共交通機関の利用者の多い静岡駅、東静岡駅、安倍川駅、草薙駅及び清水駅の各JRの駅周辺の5地区において、バリアフリー基本構想を策定しております。  バリアフリー道路特定事業は、この基本構想に基づきまして、高齢者や障害者などがよく利用する鉄道駅、バスターミナル及び駐車場から行き先となる官公庁、福祉施設などに徒歩で移動する際の経路で、利便性や安全性の向上を目的に、指定された特定道路において歩道の段差解消や横断勾配の緩和、視覚障害者誘導用ブロック、いわゆる点字ブロックですけど、これらの設置をするなど、誰もが安全で安心して利用できるバリアフリーに配慮した整備を進めるものでございます。 72 ◯児嶋委員 同じくバリアフリー道路特定事業について、引き続きお願いします。  この特定事業の現在の進捗状況について、教えていただきたいと思います。 73 ◯加藤道路保全課長 進捗状況についての御質問にお答えします。  当バリアフリー道路特定事業は、第3次静岡市総合計画におきまして、令和4年度末までに延長約10.8キロの整備を目標としております。現在、令和2年度末の進捗状況としまして、約8.5キロの整備が完了しておりまして、進捗率としまして約79%になります。また、第3次総合計画以前に整備が完了していました、延長約10.6キロを含めますと、現在までに約19.1キロの道路で整備が済んでおります。  今後も高齢者や障害者をはじめ、利用者の皆様が安全・安心に利用できる道路のバリアフリー整備を進めてまいりたいと考えております。 74 ◯宮澤委員 建設局のほうに質問させていただきます。  資料3)事項別明細書5ページの社会資本整備総合交付金の主要地方道山脇大谷線について伺います。こちらの路線、先ほど減額が多い中で1,900万円の増額となっておりますけども、この事業の進捗と今後の予定について教えてください。 75 ◯牧野駿河道路整備課長 主要地方道山脇大谷線道路整備事業の進捗と今後の予定について御回答します。  本路線は、今回の補正により補助金額としまして約1,900万円余、事業費といたしましては3,500万円の増額であり、今年度の事業費は1億8,300万円から2億1,850万円に増額補正いたします。内容になりますが、当初は物件調査と用地買収及び物件補償を計画しておりましたが、補正により工事についても一部着手していく予定となっております。進捗につきましては、平成30年度の事業着手より、設計や用地測量を実施いたしまして、今年度末の進捗率になりますが、事業費ベースで約4%を予定しております。 76 ◯天野委員 資料-1の10ページ、最上段の道路自然災害防除事業について、どういった事業内容か教えていただけますか。 77 ◯加藤道路保全課長 道路自然災害防除事業、どういう事業かという御質問にお答えします。  本市域の8割を占める中山間地域では、市街地につながる幹線道路や観光地へのアクセス道路、地域住民のための生活道路など様々な道路がございます。これらの地域では、近年の局地的な豪雨等によるのり面の崩落などで道路が寸断され、孤立する可能性が高い地域を多く抱えております。道路自然災害防除事業は、道路沿いののり面において、落石や倒木による道路利用者への事故や、雨水や湧水などにより浸食の影響を受けたのり面崩落で、通行に著しい障害を及ぼすおそれがある道路に対して、事故や災害の発生を未然に防止するため、コンクリート吹きつけ枠工や落石防護柵工など、のり面対策工事を実施するものでございます。 78 ◯天野委員 今回事業費が8,400万円余の減額となっておりますけれども、事業の進捗に影響がないのか、教えていただけますか。 79 ◯加藤道路保全課長 事業費の減額による事業進捗への影響についてお答えします。  減額補正となりました主な事業であります一般県道三ツ峰落合線など、2路線におけるのり面対策工事は、国が15か月予算として実施しました令和2年度末の第3次補正に対応して、令和3年2月議会において補正予算で増額措置を行っているため、減額による事業の進捗による影響はないと考えております。  なお、こののり面対策工事は既に契約をされておりまして、工事も着手しており、今後、早い完成が見込まれますので、早期に事業の効果が発現されることが期待されております。 80 ◯天野委員 道路自然災害防除事業は、落石やのり面崩落などの土砂災害から道路を守る事前対策であり、市民の安心・安全を守る大変重要な事業であると感じました。ぜひ、よろしくお願いします。 81 ◯畑田委員長 ほかによろしいでしょうか。             〔「ありません」〕 82 ◯畑田委員長 御質問がないようですので、質疑を終了します。  次に、要望・意見、討論に移ります。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 83 ◯福地委員 まず初めに、議案第135号に対する修正案への自民党の意見ですけれども、この桜ヶ丘病院が地域住民の安心・安全な生活環境を確保する上で、清水地域にとって欠かせない病院であること、また、本市全体の医療体制の維持向上につながること、そして、桜ヶ丘病院の早期移転のためには、今回の補正予算である清水駅東口公園施設移設事業が必要不可欠であること、こういったことを理由に、修正案については反対をさせていただきます。  また、原案については賛成とさせていただきます。  また、議案の第141号、142号は賛成とさせていただきます。  それ以外の要望・意見についてですけれども、まず最初に団地です。住宅政策課の団地関連の事業については、老朽化したものを新しくしていくということは必要不可欠であって、時代に合わせた形で着実に実施をしていただきたいというふうに思います。また、今後、先ほども子育て世代などに選ばれる多世代によるコミュニティー形成というところでお話させていただきましたが、持続可能な団地の運営といったところを目指して、民間活力の導入なども検討しながら、計画的な建て替えをお願いしていきたいと思っています。  また、道路局の所管分についてですけれども、各道路整備事業の円滑な推進を求めます。特に今、交通安全、通学路における危険箇所の再確認、また、それらの早期の改善といったところはしっかりと詰めていただきたいと思います。  また、先ほど国の15か月予算の考え方と連動した工期の平準化、着実に進んでいるということでありました。引き続き、国、県、市との連携強化に努めて、必要な予算の確保はもちろんですが、平準化の目標達成に向けても努力をしていただきたいと思います。 84 ◯加藤委員 それでは、公明党です。  我が会派としても、議案第135号の修正案については反対の立場で、その他の135号の原案及びその他提出議案については、賛成の立場で意見・要望、討論を申し上げます。  我が会派では、今回の補正予算である清水駅東口公園施設移設事業については、桜ヶ丘病院の移転に伴い発生する補正予算となっておりまして、清水区の医療、かつ本市全体の医療を守ること、コロナ禍における病床の確保、恒常的、安定的な医療体制の確保を考えたときに必要不可欠であると考えています。  また、独立採算で経営されている民間企業と同じ、資金調達に国の補償が得られない独立行政法人である桜ヶ丘病院に存続をしてもらうことは、清水区民にとっても大変必要であると捉えています。また一方で、津波浸水想定区域への病院移転について、市民の方から不安の声があることも理解できます。ただ、清水区のまちづくりは海とともにこれまで発展してまいりました。  病院の移転先近くの清水駅周辺エリアは、コロナ禍前の静岡市の調査によりますと、施設利用者数は河岸の市で年間100万人、マリナートで45万人、清水テルサで年間30万人、清水駅利用者は365万人、この4施設だけでも年間約540万人の方が利用されて、一日平均で1万5,000人の人々が利用されていることになります。かつ周辺には港湾関係、企業が集積をしており、住宅、商店街、現清水庁舎もあり、こうした施設があるエリア全体の安心・安全の確保が静岡市にとって求められている責務だと思います。  こうしたことから、我々では、令和元年12月に外港防波堤や防潮堤の早期の整備につき、直接、赤羽国土交通大臣に整備要望もさせていただき、推進を図ってまいりました。今年度、港湾管理者である静岡県は、国から津波対策緊急事業により交付金を活用できるようになり、ようやく事業着手がされたところであります。無堤区間となっているこういった区間を解消することが、市民の不安を解消することにつながると思います。国と県と市が一体となって事業を進め、事業を早期に完了させることが市民の安心・安全のためには欠かせません。我が会派としては市民の安心・安全を確保するために、エリア全体の防災力の向上、そして、医療提供体制の確保の両方を本市は達成すべきだというふうに考えておりますので、そのような理由付けとさせていただきたいと思います。  それから、建設局への意見・要望です。  今回の補正予算につきましては、2月補正で予算の確保分の減額補正となっておりますけれども、早期発注、スピード感のある事業進捗を可能にする国の15か月予算と連動した取組と認識をしております。さらなる効果の高い事業実施に結びつけていただきたいと思います。  また、千葉県八街市で通学路での交通死亡事故が発生をしております。通学路を含む安全対策について、本市として鋭意取り組んでいただいておりますけれども、より一層の対策強化が求められると感じておりますので、引き続きの尽力をお願い申し上げます。 85 ◯宮澤委員 創生静岡の宮澤です。
     まず議案第135号の修正案に対して賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。  まず、局長から答弁がありました公園の必要性、自分も同感です。公共ネットワークを活用した都市機能の集積というものも必要性はあると思っております。ただし、病院がそこに行っていいのかというところの話はまた別だと思っています。先ほど市民の方からも不安があるという意見もありましたが、多くの市民の方々が不安視しているということ、そして、回遊性の調査ですけども、先ほども取り上げました、平成27年12月24日の局長の話の中でも、都市局として大切だと考えている清水駅、江尻埠頭、日の出地域の人の動き、回遊性はこの病院が来ることでそんなに見込めない。そのようなことから東口公園が最適地とは考えられない、そういった意見も昔出ているということ。  併せて、本当にこれ、静岡市がほかの土地を探したのかと。実は昨日、民間の方から、4,500坪あるけども、この病院の移転地として──津波浸水区域外です──考えられないかと、そういった意見もいただきました。なので、本当にこの東口が最適地として、今、いきなり決めるのか。今でもまだ位置条例については、議員の皆さんの議決は、まだあそこは清水庁舎です。だけど、いきなり病院を持ってくると。  連携協議会の中でも、これ、協議会の中に県も入っているわけです。そういった方々へのしっかりとした説明だとか、僕は今、議員になってからまだ数か月しかたっていないので、これまでの経緯は分からないこともありますけれども、しっかりとそういった説明を踏まえて、だからここに必要だと。実際に自分たちも4月に桜ヶ丘病院に行ってきました。大変な老朽化で施設の中で雨漏りしている状況を見てきました。一日も早い移設、建て替えというのは必要だと分かります。その上でも、庁舎のところに病院を持ってくるとか、今回その庁舎がなくなったから、今度は公園のところに病院を持ってくるとか、そうじゃなくて、本当に探すことをしてきたのかと。そういうことを踏まえて、今回の議案について一足飛びというか、天から降ってきたような話なのかもしれませんけども、いきなりここに病院を持ってくるからモニュメントを移設して公園を廃止するというのが、この手続上でいいのかどうか。いいとは思えないので、私は修正案に賛成いたします。  それ以外で、修正案以外の議案ですけども、先ほど質問させていただきました社会資本整備総合交付金、この下大谷線ですけども、ここも同じように駿河区における緊急輸送道路の指定を受けているはずです。海抜が8メートル以上で海まで行ける道路はここしかないんです。石田街道でも大浜街道でもなく、これからできてくれば、この道路が海岸部分まで海抜8メートルで行ける道路になります。さらに、この下大谷線は、大谷・小鹿地区まちづくりや、国内のスマートインターチェンジの利用率でみても最も使われるようになってきている日本平久能山スマートインターチェンジにも隣接しているため、ぜひとも、防災面も含めて、早期の開通と整備を進めていただくことを要望いたします。  それ以外の議案第141号、議案第142号は賛成です。 86 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。  まず議案第135号に対する修正案について、会派の意見を述べさせていただきたいと思います。  桜ヶ丘病院については、やはり清水の地域にとって欠かせない病院であるということ、さらに今、老朽化がかなり進んでいて、早期に建て替え、移転等が必要だという事実がございます。移転場所については紆余曲折あったというふうに聞いてございますが、清水駅近くにあるということに関しては、今後、高齢化が進んでいく中で、高齢者の交通事故が多発している中で、免許を返上するという方向にもありまして、アクセスのいい清水駅周辺にあるということは悪いことではないと考えております。桜ヶ丘病院がもう本当に老朽化が進んでいるということで、早期移転のために、今回の補正予算である清水駅東口公園施設移設事業に関しては、必要と考えます。  以上の理由から、今回の修正案については反対させていただきたいと考えております。  その他、議案に関しましては賛成の立場を取らせていただきます。  意見・要望といたしましては、重複にはなりますが、公園整備事業、日本平公園の電線地中化に関しましては、令和10年という先ではなく、早めに部分的にも地中に入れる等の効果のほう、早めに出すということも検討してもらいたいと思います。  また、公園設備、トンネル等についても、市民が安全・安心に生活していけるように、優先順位をつけながら、必要な設備から更新していっていただきたいと思います。 87 ◯天野委員 私は第135号の修正案に関しては賛成させていただきます。  理由としては、やはりちょっと早いのではないかなというのがありますので、もう少ししっかり話し合ったほうがいいんじゃないかと思っております。  あと、その他の議案に関しては賛成させていただきますので、よろしくお願いいたします。 88 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論を終了し、これより採決を行います。  まず議案第135号の一般会計補正予算中所管分を採決します。  本件については、宮澤委員から修正案が提出されておりますので、まず修正案から採決をいたします。  修正案に賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 89 ◯畑田委員長 賛成少数でありますので、修正案は否決をされました。  ただいま議案第135号中所管分に係る修正案が否決となりましたので、改めて原案を採決します。  議案第135号は原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 90 ◯畑田委員長 賛成多数ですので、議案第135号中所管分は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、残る議案を採決します。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第141号及び議案第142号の2件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第141号及び議案第142号の2件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 91 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、議案第141号及び議案第142号の2件は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了いたします。  ここで、説明員入替えのため、暫時休憩をいたします。                 午前11時47分休憩      ──────────────────────────────                 午前11時49分再開 92 ◯畑田委員長 次に、陳情審査に入ります。  陳情第3号JR清水駅東口公園の存続に関する陳情を議題といたします。  本陳情については、陳情者から趣旨説明の希望がありますので、これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 93 ◯畑田委員長 御異議もないようですので、陳情者の趣旨説明を許可いたします。             〔陳情者演壇へ移動〕 94 ◯畑田委員長 趣旨説明に先立ちまして、陳情者の方にお願いいたします。  初めに、区までで結構ですが、御住所とお名前を述べていただき、趣旨説明については5分以内で簡潔に述べていただくようお願いいたします。  それでは、趣旨説明をお願いいたします。 95 ◯松永陳情者 静岡市清水区、松永です。  JR清水駅東口公園の存続に関する陳情の趣旨説明をいたします。  桜ヶ丘病院の移転が計画されているJR清水駅東口公園は、美しいジャカランダ、河津桜の名所です。御覧ください。また、公園にあるモニュメントは清水市と静岡市の合併記念として1億円をかけて建設され、富士山を背景に清水の風景を切り取り、富士山景勝スポットのシンボルとなっています。静岡市は長い間ホームページでこのモニュメントを清水の玄関を飾るものとしてPRしてきました。御覧ください。設計士が最適な場所としてこの公園に設置したモニュメントが撤去され、市民が愛する樹木が移植されるのです。この6月定例議会で、市はモニュメント、樹木の移設費用に約7,100万円の議案を提出しました。愚かな選択に大切な税金が使われるのは何ともむなしい限りです。  また、この公園は多目的広場と呼ばれ、隣接するイベント広場と呼ばれる東口広場と合わせると、静岡市では珍しい広い空間となります。ちょっと写真で見せてあげてください。アクセスもよいため、多くのイベント会場として利用されています。私も大好きなクラフトフェアに出品する作家たちは、富士山の見えるこの会場を愛し、採算を度外視して参加していると語っています。公園がなくなれば、東口広場だけの会場となり、魅力は半減します。開催しないイベントも出てくるでしょう。子供、若人、お年寄りまで多くの人々が集い、憩い、楽しめる触れ合いの場を失うのは非常に残念です。  田辺市長の清水を海洋文化都市として発展させる構想には賛成します。そのためには、拠点となる清水駅周辺全体の活性化を考えなくてはなりません。病院の建設は将来周辺ににぎわい施設、例えば市民が期待するサッカー場などが建設された場合、相乗効果が期待されません。このチラシ、御存じですか。サッカー場が欲しいということで、遠藤議員もちょっと御存じだと思いますけども、前牧田市議会議員がこのシンポジウムのパネリストとして参加しています。  サッカー場が建設されたら、応援の声は高く響き、訪れる人の車も増え、渋滞も発生します。救急車での搬送も困難が生じるでしょう。市長がなぜこの場所を候補地として提案したのか、理解に苦しみます。この9月には中部横断道が全線開通され、山梨県、長野県からも多くの観光客が期待されます。憩いの場所となるカフェを造ったり、市を開けば観光客も喜びます。公園は災害発生時の緩衝地帯としても必要です。なお、この病院が建設されることで大きな景観の損失がありますので、それをちょっと補足させてください。 96 ◯吉田陳情者 清水区の吉田です。よろしくお願いします。  委員の皆様方はここの東口公園には行かれたことがありますか。じゃ、大内新田の土地も見たこともございますか…… 97 ◯畑田委員長 時間が5分に達しそうなため、簡潔に願います。 98 ◯吉田陳情者(続) はい、わかりました。で、清水駅には降り立ったことがございますか。ありがとうございます。御存じのように、清水駅を降りるとすぐに自由通路があります。そこに降り立つと左側に富士山がとてもきれいに見えるんです。観光客の方々はその富士山を見たときに大変感激して、わあ、富士山と言います。あそこの場所から見える景色というのは、この静岡市にとっては本当に一番の観光の場になると思うんです。  しかし、病院ができると、そこから見える一番いい景色が見えなくなってしまいます。やっぱり清水に来た人が感動を覚えるというのは、本当に私は観光にとって大事なことだと思います。ぜひ、その皆さんが覚える感動を奪うことはやめてほしいと思います。そして、もしサッカー場ができた場合、あそこの公園で憩いをする人も出てくるでしょう。実際、今も日本平へサッカーに行くときには、サポーターの皆さんはあそこからバスに乗って行かれるんですが、皆さん、本当にここの景色はすばらしいと言っています。ぜひ、静岡市全体のことを考えてまちづくりも考えると、あそこの公園というのは本当に残しておくべき財産だと思っています。  富士山を見たことがない人からすると、皆さんが思っている以上に、本当に大きな感動を覚えるものです。私も小学校高学年のときに転校してきたとき、初めて富士山を見て本当に感動しました。地元に住んでいる議員さんたちはそこら辺の気持ちがちょっと薄いかもしれませんけども、ぜひ、本当に場所が病院にふさわしいのか、もう一度考えて、ぜひ残す方向で採択をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 99 ◯畑田委員長 委員の皆さんから今の陳情者に対しまして質疑等ありますか。             〔「ありません」〕 100 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終わります。  陳情者の方は傍聴席へお戻りください。             〔陳情者傍聴席へ移動〕 101 ◯畑田委員長 次に、本件に対しまして当局から説明をお願いします。 102 ◯桑原緑地政策課長 今回の陳情につきまして、当課の考えを御説明いたします。  清水駅東口公園ですが、現在の清水駅東口広場に位置を変更して存続しますので、公園機能は引き続き担保されます。都市公園の区域につきましても、清水駅東口広場に同等以上の面積を確保できますので、都市公園法上の問題はございません。  また、定期的にイベントを開催している利用者に対しましては、公園の位置変更等についての説明をし、皆様から同意をいただいている状況でございます。  今後は清水駅東口広場を、公園事業により再整備を進めまして、駅前広場と一体となった公共空間の活用を図ることで、日常的には市民の皆さんの憩いの場として、また、休日にはイベント利用ができる場を提供するなど、市民の皆さんの利便性がより向上するよう努めていきたいと考えております。 103 ◯畑田委員長 委員の皆さんから、当局に対しての質疑等はありますか。 104 ◯福地委員 質問です。  陳情によりますと多くのイベントの会場として利用されているということですけれども、年間どれぐらいのイベントが開催されているのか、また、東口公園と東口広場とあるんですけれども、合わせたイベントの回数というのはどれぐらいなのか、教えてください。 105 ◯桑原緑地政策課長 イベントが実施されている回数をお答えします。  済みません、ここ1、2年、新型コロナ感染拡大の影響でイベントが中止されておりますので、影響を受ける前の平成30年度に実施されたイベントの回数についてお答えします。  初めに、公園でイベントなどを実施する場合は、静岡市都市公園条例第4条に基づく行為許可の申請が必要となります。本市で行為許可の申請を受けたイベントの件数は、清水アート・クラフトフェア、シミフェス、清水港マグロまつり、静岡マラソンの4件ですので、実施されたイベントは4回でございます。  もう1つ、清水駅東口広場と合わせたイベントですけれども、平成30年度1年間で、清水アート・クラフトフェア、清水港マグロまつり、静岡マラソンの3回でございます。 106 ◯畑田委員長 ほかに質問はございますか。 107 ◯加藤委員 当局に質問です。  陳情にもありますとおり、この公園は美しいジャカランダがあるということでありますが、ジャカランダはマスコミでも取り上げている名所となっておりますけれども、この病院建設によって伐採をされてしまうのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。 108 ◯桑原緑地政策課長 ジャカランダにつきましては、全て病院の建設範囲外にあるため、伐採はいたしません。 109 ◯畑田委員長 ほかにありますか。 110 ◯宮澤委員 ちょっと伺いたいんだけども、この公園を廃止するに当たって、変な話、城北公園がこの間、スターバックスが来るという話の中で、地域の方々に説明会を開いたりだとか、こういう形で用途変更になりますよとやったと思うんです。それで今、町内のほうに意見を伺っていると思うんだけども、この公園をこういった形で廃止するに当たって、都計審は開かなくてもいいんだけども、地域だとか関係部局への説明は必要なんですか。城北公園とかほかの公園の場合は、中にああいうものを持ってくるといったときに、駐車場を造りますよ、用地を削りますよ、地域住民に説明会を開きますよ、連町の合意を取りましたよ、それに基づいて皆さんから、ちゃんと市民への説明がありましたよということで、今回も今ちょうど、目下やっているところだと思うんだけども、この公園の場合そういうものは必要ないのか。 111 ◯桑原緑地政策課長 今回の案件につきましては、同等以上の面積が近隣で確保されるということで、都市公園審議会等、そのような意見を聴取することはいたしておりません。 112 ◯宮澤委員 ごめんなさい。都市公園法上で、これ、位置づけは何公園になっていて、その公園の中で、だから用地が減らないけど、その項目が変わるとか、位置が変わるとかというのは、地域とか周辺とか関係部局含めて、これ説明する必要があるのか、ないのか。都計審はないということだけど、それ以外で、こういうふうに用途が変わりますよみたいなこと、必要があるのかどうか、それをちょっと教えてください。 113 ◯杉山緑化政策担当部長 あくまで公園に限ってなんですけど、今回、手続上は法的にそういった説明の必要はないと考えています。そもそもその目的自体が病院の移設にあるということで、宮澤委員も先ほどお話ございましたけれども、そちらのほうの説明に関しましては、保健福祉長寿局ですとか企画課のほうが担うということになっておりますので、都市局のところとは離れた議論なのかと思います。  配置の面というか、新しい公園のほうに関してですけれども、こちらのほうは、周辺で様々な動きがある中で、しっかり検討をしていくといったところで今、考えています。その中で市民の皆さんからいろいろな意見、多くの意見を、今のところまだ具体的な形は分からないんですけれども、伺いまして、より利便性の高い公園になるよう努めていくと、そんな考えを持っています。 114 ◯宮澤委員 ごめん、ちょっと確認だけ。  城北公園の場合は、地域住民の方からいろいろな意見が出てきた中で、今、緑地政策課、公園整備課の方が、地域の方に理解を求めるために一生懸命説明していただいていると。今回の場合も、一旦この公園は面積が減って、また、次のところは増えるんだけども、公園の形が変わったり、公園の用途というか、その形が変わる中で、向こうでは一生懸命地域に説明しているんだけど、こちらの場合、都市公園法上、もういきなり市が変えますということでやっちゃっていいのか。そういったもの、地域だとか利用者とか、事前に説明した上で、本来なら進んでいくんではないかと思うんだけども、その辺はどうなっているんですか。 115 ◯杉山緑化政策担当部長 都市局の担当としまして、先ほど緑地政策課長からも話がございましたように、イベント利用者の皆さんには全員からお話聞いていまして、その中で同意いただいていると。で、そちらのほうの意見を尊重しまして、次の新しい公園整備に結びつけていきたいと考えています。なお、手続上なんですけれども、あくまで条例の中で告示をして位置変更すれば足りるということになっておりますので、あえてそこのところでパブコメをやって、皆さんの意見を伺うというようなことは必要ないということになっております。 116 ◯宮澤委員 告示して縦覧してから公園の配置変えなり用途変えということができるということですけど、今後のスケジュールはどうなるんですか。いきなり何か測量をやって、モニュメントを移設して病院でという話だけど、本来なら先に縦覧をしなきゃいけないっていうことですか。 117 ◯杉山緑化政策担当部長 公園の工事のところで先ほど説明がございましたように、正式に文書の取り交わしが確認できるまではそういった手続、まだできないものですから、スケジュールに関しても今のところは分からないといった状況でございます。 118 ◯畑田委員長 よろしいでしょうか。ほかにありますか。             〔「ありません」〕 119 ◯畑田委員長 ないようですので、質疑等を終わります。  ただいま議題となっている陳情はいかが取り計らいましょうか。御意見がありましたらどうぞ。 120 ◯福地委員 自民党です。  当局からただいま清水駅東口公園については、近隣の清水駅東口広場で同等面積以上の区域を確保することから、都市公園法上問題がないという説明があったところです。また、清水駅東口広場は公園として再整備をしていくということで、日常的に市民の憩いの空間として確保され、休日にはイベント利用などにより市民の利便性が向上するということが考えられますので、今回の陳情に関しては願意に沿い難いということで、不採択とすべきものと考えます。             〔発言する者あり〕 121 ◯畑田委員長 御静粛に願います。 122 ◯加藤委員 公明党です。  我が会派でも、先ほど当局から説明ありましたとおり、公園については、ジャカランダについては伐採をしない、もしくは移植をするということで、公園機能をしっかり確保しながら、先ほどの補正予算の中でも、公園整備事業、しっかり国の認証を確保して、清水区内の様々な公園を確保してさらに前に進めていこう。また、バリアフリーのトイレも建設していこう、こういった取組を今、静岡市も全力で頑張っているところでございます。そういった意味においても、さらにこの東口公園の機能についても、また補完をして、さらに拡充をしていこうというふうに当局としても全力で対応していこうというところでございますので、今回の陳情に関しましては願意に沿い難く、不採択とすべきというふうに考えております。 123 ◯宮澤委員 今、陳情いただいた項目についてですけども、市民を代表した皆さんの意見として公園を残したいという陳情の趣旨、あそこの病院も含めて、どうなのということは大変理解はできるところでございますけども、ちょうど今、創生静岡の会派として、今回の議案に対して修正していただきたいと、要はこれを取り上げないでいただきたいということを本会議に提出しているので、この公園がなくなるよということではない、公園がなくなるようなことの予算については修正を、今、提案させていただいているので、これは公園がなくなるという前提での陳情だと思いますので、ちょっと会派としては一応継続審議という形でさせていただきながら、しっかりと公園のほうは守りながら、今回の病院のほうというのはしっかり議論をしていきたいと思っておりますので、そのように考えております。よろしくお願いします。
    124 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。  今回、当局の話もお聞きいたしまして、まずイベントに関しましては東口広場のほうがまずあるということと、公園機能としても整備されるというお話がありました。それから、ジャカランダと河津桜の話もございましたが、ジャカランダについては伐採せずに残されると。河津桜のほうは日本平運動公園のほうに移植されるということと、東口広場のほうにも新しく公園機能という形で、桜等移植することが可能というふうなお話もお聞きしております。  イベントの回数もお聞きした上で、今回のお話は、お気持ちは分かるんですけれども、不採択という方向で考えております。 125 ◯天野委員 街づくり研究会、天野です。  公園がなくなるという理解でいたんで、ちょっと採択したほうがいいんじゃないかなと思って考えておりました。ジャカランダは切らずに河津桜は移植するということでしたけれども、継続でお願いします。 126 ◯畑田委員長 ただいま宮澤委員並びに天野委員から継続審査を求める御意見がありましたので、先に継続審査とするかどうか、お諮りいたします。  本陳情は継続審査とすることに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 127 ◯畑田委員長 賛成少数。  よって、本件を継続審査とすることは否決されました。  それでは、採決に入ります。  不採択との意見がありましたので、本件は挙手により採決します。  本件は採択することに賛成の委員の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 128 ◯畑田委員長 賛成少数。  よって、陳情第3号は不採択とすべきものと決定いたしました。  以上で、陳情審査を終了いたします。  残る報告事項に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 129 ◯畑田委員長 報告事項に移ります。  調停の提起について、報告を聞くこととします。  どうぞ。 130 ◯牧野駿河道路整備課長 報告になります。  令和3年6月8日付で市に対しまして、損害賠償請求する調停が静岡簡易裁判所に申し立てられましたので、御報告いたします。  事件名は、令和3年(第28号)損害賠償請求調停事件であり、申立人は市内駿河区の運輸会社でございます。  申立ては国道150号新日本坂トンネルの壁面に設置してあります煙霧透過率測定装置──以下、VI計と説明させていただきます──に接触した物損事故により被った、大型貨物自動車の修理費等の支払いを求めるものでございます。  事故の内容につきまして、パネルで御説明いたします。  本件の事故発生日時は令和3年2月9日午前9時20分頃。発生場所は駿河区小坂930番地、国道150号新日本坂トンネル上り線の1,700メートル付近でございます。  申立人が所有します大型貨物自動車がトンネル内の走行車線を走行していたところ、外側線を逸脱し、トラックの荷台がトンネル壁面に取り付けられていたVI計の投光部に接触し、破損させ、車両にも損傷が生じました。  申立人の主張は、道路管理者が他人に損害が生じることのないよう施設を設置、または管理すべき注意義務があるのに、これを怠り、道路を直進走行する大型貨物自動車と接触するような状態のまま設置、放置した過失が原因であり、国家賠償法第2条第1項に基づき、損害賠償義務を負うよう求めております。  当方の見解になりますが、今回の事故状況をトンネル内監視カメラの映像で確認しており、車両が走行車線を逸脱して路肩を走行し、かつ監査路壁面に衝突する寸前に急なハンドル操作を行ったことが原因と考えております。  標準横断面図で示すとおり、VI計の設置位置は法令等で定められている基準を遵守し、車両の通行に支障とならないよう建築限界の外側に設置してあるため、道路管理者としての管理瑕疵はなく、賠償の義務は負わないと考えております。  今後の日程になりますが、調停の期日は7月21日水曜日、午後1時半からとなっております。 131 ◯畑田委員長 ただいまの報告に対しまして、質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 132 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終了します。  報告事項は以上です。      ────────────────────────────── 133 ◯畑田委員長 以上で本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして都市建設委員会を散会いたします。                 午後0時20分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  畑田 響 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...